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償還請求権とは?
契約で必ず確認すべき理由

読了目安 11分更新:2026年9月21日監修:株式会社PROTOCOL

ファクタリング契約で、最も重要な確認ポイントの一つが「償還請求権」の有無です。ここを見落とすと、売掛先が倒産したときに、あなたが弁済を求められるという重大なリスクを負いかねません。この記事では、償還請求権とは何か、なぜ必ず確認すべきかを解説します。

償還請求権とは

償還請求権(しょうかんせいきゅうけん)とは、譲渡した売掛金が回収できなかった場合に、ファクタリング会社があなた(利用者)に対して、その分の支払いを求められる権利のことです。英語では『リコース』と呼ばれます。

償還請求権が『ある』契約(ウィズリコース)の場合、もし売掛先が倒産して売掛金が回収できなくなると、あなたがファクタリング会社にその金額を弁済しなければなりません。一方、償還請求権が『ない』契約(ノンリコース)なら、売掛先が倒産しても、あなたに弁済義務はありません。この違いは、あなたが負うリスクを根本から変える、極めて重要なポイントです。

ファクタリングは原則「償還請求権なし」

あわせて読みたいファクタリング用語集|乗り換え前に知っておきたい言葉

本来のファクタリングは、売掛債権を『買い取る』取引です。買い取った以上、売掛先が倒産する回収リスクは、買い取ったファクタリング会社が負うのが原則。つまり、正しいファクタリングは『償還請求権なし(ノンリコース)』が基本です。

もし『償還請求権あり』の契約だとしたら、それは実質的に、売掛金を担保にした『貸付(融資)』に近い性質を持ちます。回収できなければ利用者が返す——これは、買い取りではなく、お金を貸して返済を求める行為だからです。ファクタリングを装いながら、実態は貸付、というケースには注意が必要です。

「償還請求権あり」の危険性

償還請求権ありの契約には、大きく二つの問題があります。

とくに二つ目は深刻です。貸金業登録のない業者が、償還請求権ありで『手数料』名目の高額な対価を取っていれば、それは法の規制を逃れた違法な貸付である可能性があります。こうした業者と契約すると、法外な負担を負わされる危険があります。

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契約前に確認すべきこと

確認の基本は、契約書に『償還請求権なし』と明記されているかどうかです。あわせて、『買い戻し義務』のような、実質的に償還請求権と同じ効果を持つ条項がないかも確認しましょう。売掛先が倒産したときに誰が損失を負うのか——この一点を、契約書で必ず確かめてください。

乗り換えでも償還請求権を確認

今の契約が『償還請求権あり』になっているなら、それは乗り換えを検討すべき理由になります。倒産リスクを自分が負い続ける契約より、償還請求権なしの健全な会社に乗り換えたほうが、安心して資金調達を続けられます。

乗り換え先を選ぶときも、償還請求権の有無は必ず確認しましょう。手数料の安さだけで選ぶのではなく、『償還請求権なし』であること、契約内容が健全であることを、優先度の高い条件として見てください。手数料が多少高くても、リスクを移せる健全な契約のほうが、結果的に安全で有利なことが多いのです。

なお、償還請求権の有無は、契約書に専門用語で書かれていて、素人には判断しづらいことがあります。『買戻請求権』『遡求権』など、似た意味の言葉が使われることもあります。少しでも不安があれば、契約前に、第三者に契約書を確認してもらうことをおすすめします。いったんサインしてしまうと、後から『知らなかった』では済まされません。倒産リスクを自分が負うのか、会社が負うのか——この一点は、署名する前に、必ず自分が理解・納得できる形で確認しておきましょう。

はじめての方へ

ファクタリングの仕組みや用語は、それぞれ個別の記事で詳しく解説しています。この記事を読むうえで前提になりやすいものを挙げておきます。

まとめ|償還請求権は必ず「なし」を確認

償還請求権とは、売掛金が回収できなかったときに、ファクタリング会社が利用者に弁済を求められる権利です。本来のファクタリングは買い取り取引のため、償還請求権なし(ノンリコース)が原則。売掛先が倒産しても、利用者に弁済義務はありません。

償還請求権ありの契約は、倒産リスクを利用者が負ううえ、実質的な貸付とみなされる恐れがあります。貸金業登録のない業者がこれを行えば、違法な貸付の可能性も。契約書で『償還請求権なし』と明記されているか、買い戻し条項がないかを必ず確認しましょう。

今の契約が償還請求権ありなら、健全な会社への乗り換えを検討する価値があります。あなたの契約が安全か、償還請求権の有無を確認したい方は、お気軽にご相談ください。契約内容に照らして具体的にお伝えします。

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よくある質問

償還請求権とは?

売掛金が回収できないとき、ファクタリング会社が利用者に弁済を求められる権利です。

ファクタリングは償還請求権あり?なし?

本来は買い取り取引のため、原則『なし(ノンリコース)』です。

償還請求権ありだと何が問題?

売掛先が倒産したとき、利用者が弁済する必要があります。倒産リスクを移せません。

償還請求権ありは違法?

貸金業登録のない業者が行えば、実質的な貸付として違法な恐れがあります。

ノンリコースとは?

償還請求権なしのことです。売掛先が倒産しても利用者に弁済義務がありません。

契約書のどこを見る?

『償還請求権なし』の明記と、『買い戻し義務』などの条項がないかを確認します。

買い戻し条項に注意?

はい。実質的に償還請求権と同じ効果を持つため、あれば注意が必要です。

償還請求権ありなら乗り換えるべき?

健全な会社への乗り換えを検討する価値があります。リスクを移せる契約が安全です。

手数料が安ければ償還請求権ありでもいい?

いいえ。安さより、償還請求権なしの健全な契約であることを優先しましょう。

契約が安全か相談できる?

はい。償還請求権の有無や条項を確認し、安全かどうかをお伝えします。

この記事について / 運営者情報

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株式会社PROTOCOLは、株式・融資・債権・BNPLまで、あらゆるフェーズの資金調達と事業成長をワンストップで支援するアレンジメントファイナンス・プラットフォームを運営しています。本記事は、実際の資金調達支援で得た知見をもとに、事業者目線で作成しています。

記載内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の契約・料率を保証するものではありません。具体的なご相談は お問い合わせフォーム(無料)よりお気軽にどうぞ。

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