PROTOCOL RE FINANCE

用語・基礎知識

掛け目とは
手取りを左右する割合

読了目安 6分監修:株式会社PROTOCOL

掛け目は、債権額のうち何割を先に受け取れるかを表す割合です。手数料とは別の仕組みで、両方が手取りに効いてきます。言葉の意味と、実際の計算を押さえておきます。

定義:先に受け取る割合

掛け目とは、債権額に対して先に支払われる金額の割合です。英語では advance rate と呼ばれます。

掛け目80%の契約で100万円の債権を出した場合、まず80万円が買取対象になります。残りの20万円は留保金として保留され、売掛先からの入金が確認された後に返還されます。

手数料とはどう違うか手数料は戻ってこないお金。掛け目によって保留される留保金は、原則として後で戻ってくるお金です。性質がまったく違います。

計算:実際にいくら入るか

債権額100万円、掛け目80%、手数料10%の場合で追いかけます。

項目計算金額
債権額—1,000,000円
買取対象(掛け目80%)100万 × 80%800,000円
手数料(買取額の10%)80万 × 10%80,000円
初回の入金80万 − 8万720,000円
留保金(入金確認後に返還)100万 − 80万200,000円

最終的に手元に残るのは、720,000+200,000=920,000円。実質的な負担は8万円です。

ただし見積もりを比べるときは注意が必要です。手数料を「債権額に対する率」で示す会社と、「買取額に対する率」で示す会社があります。同じ10%でも、後者のほうが金額は小さくなります。

あわせて読みたいファクタリング手数料の計算方法とシミュレーション

実務での見え方:資金繰りへの影響

掛け目が低いと、その場で使える資金が減ります。100万円の債権を出しても、掛け目70%なら手元に来るのは70万円弱です。

必要な資金が決まっている場合、掛け目の分だけ多くの債権を出すことになります。

必要額掛け目100%掛け目80%掛け目70%
70万円債権78万円債権97万円債権111万円

※手数料10%として概算。出す債権が増えれば、手数料の絶対額も増えます。掛け目は手数料率と切り離して見てはいけない、という理由がここにあります。

掛け目と手数料、両方を含めた実質負担で比べられます無料で相談する →

確認しておくこと

あわせて読みたい留保金とは|いつ返ってくるお金か

掛け目そのものを引き上げる交渉も可能です。手数料率を下げるより通りやすい場面もあるため、交渉材料として覚えておく価値があります。

あわせて読みたい掛け目を上げて手取りを増やす方法|手数料以外の交渉ポイント

掛け目も含めた実質負担で、比べてみませんか

手数料率だけを見ていると、実際の手取りは判断できません。現在の条件を無料で整理します。

✓ 秘密厳守✓ 全国オンライン対応
送信できませんでした。お手数ですが入力内容をご確認のうえ、もう一度お試しください。解決しない場合は kota.takeuchi@protocol.ooo まで直接ご連絡ください。

Q1毎月、いくらぐらい資金化していますか?

Q2いまの手数料は何%ですか?

ご入力いただいた内容は、ご相談への対応にのみ使用します。 プライバシーポリシー

よくある質問

掛け目とは何ですか?

債権額に対して先に支払われる金額の割合です。残りは留保金として保留されます。

手数料との違いは?

手数料は戻らないお金、掛け目で保留される留保金は原則として後で戻るお金です。

掛け目80%だといくら入りますか?

100万円の債権なら買取対象は80万円で、そこから手数料を引いた額が初回入金です。

留保金はいつ戻りますか?

売掛先からの入金が確認された後です。時期と条件は契約書で確認してください。

掛け目が低いと何が困りますか?

必要な資金を得るために多くの債権を出すことになり、手数料の絶対額が増えます。

掛け目100%の契約はありますか?

あります。留保を設けない契約もあり、その場合は手数料だけで判断できます。

掛け目は交渉できますか?

できます。手数料率より通りやすい場面もあるため、交渉材料になります。

見積もりを比べるときの注意は?

手数料が債権額に対する率か、買取額に対する率かを揃えてから比較してください。

この記事について / 運営者情報

PROTOCOL Re Finance(運営:株式会社PROTOCOL)

株式会社PROTOCOLは、株式・融資・債権・BNPLまで、あらゆるフェーズの資金調達と事業成長をワンストップで支援するアレンジメントファイナンス・プラットフォームを運営しています。本記事は、実際の資金調達支援で得た知見をもとに、事業者目線で作成しています。

記載内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の契約・料率を保証するものではありません。具体的なご相談は お問い合わせフォーム(無料)よりお気軽にどうぞ。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の契約・料率を保証するものではありません。手数料等の目安は一般に公表されている水準を参考にしており、実際の条件は売掛先の信用・債権額・支払いサイト等により変動します。本文中のモデルケース・試算は仕組みを説明するための例であり、特定の企業・取引を示すものではありません。

手数料を半額にしたい方はこちら(無料相談)