決算書での扱い
| 項目 | 扱い |
|---|---|
| 会計上 | 負債(短期借入金または役員借入金) |
| 金融機関の評価 | 資本に近いものとして扱われることがある |
| 相続 | 代表者の相続財産になる(貸付金として) |
| 返済 | 会社から代表者へ返す。課税関係は生じない |
2行目が重要です。金融機関は「代表者が返済を求めない資金」として、実質的に資本とみなすことがあります。形式上は債務超過でも、役員借入金を資本と見れば解消されている場合があります。
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積み上がると起きること
- 相続の問題 … 代表者が亡くなると、貸付金が相続財産として課税対象になる。会社に返済能力がなくても課税される
- 代表者個人の資金が尽きる … 個人の預金を会社に入れ続けると、生活基盤が細る
- 根本的な解決にならない … 会社の収益構造が変わらなければ、貸付は増え続ける
最も注意すべきは相続役員借入金が数千万円積み上がった状態で代表者が亡くなると、相続人が貸付金として相続し、相続税の対象になります。回収できる見込みがなくても評価されるため、対策が必要です。
解消の方法
- 会社から返済する最も素直な方法。資金に余裕が出たときに返します。
- 役員報酬を下げて、実質的に相殺する報酬を減らし、その分を返済に充てる形。
- 債務免除(放棄)する代表者が債権を放棄すると、会社側に債務免除益が発生します。繰越欠損金があれば相殺できる場合があります。
- 資本に振り替える(DES)貸付金を株式に振り替える方法。税務上の論点が多く、専門家の関与が必要です。
3つ目と4つ目は税務の影響が大きいため、必ず税理士に相談してください。
そもそも増やさない
役員借入金が増えているなら、それは会社が自力で資金を回せていないサインです。
| 原因 | 打つ手 |
|---|---|
| 運転資金が構造的に不足 | 融資で長期の運転資金を確保する |
| 調達コストが利益を削っている | 手数料の見直し |
| 収益性が低い | 価格改定、不採算事業の見直し |
| 入金サイトが長い | 取引条件の交渉 |
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役員借入金が増えるのは、構造のサインです
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よくある質問
役員借入金とは何ですか?
代表者個人が会社に貸し付けた資金です。会計上は負債になります。
金融機関はどう見ますか?
代表者が返済を求めない資金として、実質的に資本とみなすことがあります。
債務超過が解消される場合がありますか?
役員借入金を資本と見れば、実質的に解消されている場合があります。
相続で問題になりますか?
貸付金として相続財産になり、相続税の対象になります。回収見込みがなくても評価されます。
どう解消しますか?
会社からの返済、役員報酬の調整、債務免除、資本への振替などがあります。
債務免除すると何が起きますか?
会社側に債務免除益が発生します。税務の影響が大きいため税理士に相談してください。
DESとは何ですか?
貸付金を株式に振り替える方法です。税務上の論点が多く専門家の関与が必要です。
増え続けているのですが
会社が自力で資金を回せていないサインです。原因ごとに手を打つ必要があります。
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