打ち切られる主な理由
まず、何が起きたのかを把握します。理由によって次の一手が変わります。
| 理由 | 次にできること |
|---|---|
| 売掛先の信用が下がった | 別の売掛先の債権で申し込む |
| 自社の利用額が枠の上限に達した | 複数社の併用、または枠の大きい会社へ |
| 過去の入金遅延・書類不備 | 原因を解消して再申込。他社では影響しないことも |
| ファクタリング会社側の方針変更・資金余力 | 自社に問題はない。他社で同条件を探せる |
| 反社チェック等の形式要件 | 誤判定の可能性。根拠を確認する |
見落とされがちなのが4行目です。ファクタリング会社側の都合で取引を絞ることは実際にあります。その場合、自社の条件は何も悪くなっていないので、他社では問題なく通ります。
理由を教えてもらえないことも多いのですが、「当社側の事情ですか、当社の与信によるものですか」という聞き方なら答えが返ってくることがあります。
契約書で確認する3か所
- 解除条項どんな事由で解除できると書かれているか。無催告で解除できる条項が入っていることが多くあります。
- 期限の利益喪失条項解除と同時に、未精算分の一括支払いを求められる根拠になります。ここが最も影響が大きい部分です。
- 継続利用の前提が書かれているか「継続的に買い取る」旨の合意があるか。多くの契約は個別の売買ごとに完結する建て付けで、継続を義務づけていません。
現実的な見通し3つ目の理由から、「次回以降は取引しない」こと自体を争うのは難しいのが通常です。争点になり得るのは、すでに実行済みの取引について不利な請求を受けた場合です。
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動く順番
資金繰りが止まる前提で、次の順番で動きます。
- いつまでの資金があるかを確定する手元資金と、確定している入金・支払いを日繰りで並べます。何日もつのかが分からないまま動くと判断を誤ります。
- 実行済み取引の精算関係を確認する留保金の返還予定、未精算の債権があるか。ここが片付いていないと次に進みにくくなります。
- 複数社に同時に当たる1社ずつ順番に当たると時間切れになります。3社程度に同時に相談し、条件を比較します。
- ファクタリング以外の手も並行して検討する支払サイトの交渉、公的融資、納税や社保の猶予。打ち切りは、調達手段を見直す機会でもあります。
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留保金の返還を忘れない
掛け目が設定されている契約では、債権額の一部が留保金として保留されています。売掛先からの入金が確認された後に返還される建て付けです。
取引が終了する局面では、この返還が滞りやすくなります。次の点を確認してください。
- 現時点で留保されている金額はいくらか
- 返還の条件と時期は契約書にどう書かれているか
- 解除によって返還義務が消えるという条項が入っていないか
3つ目のような条項があると、解除を理由に留保金が戻らない事態が起こり得ます。文面を確認し、疑問があれば書面で返還を求めてください。
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まとめ|理由を確認し、同時に複数当たる
打ち切りの理由が自社の与信なのか、相手の都合なのか。ここで次の手が変わります。相手の都合なら、他社では何も問題なく通ります。
契約書では、期限の利益喪失条項と留保金の返還条項を確認してください。この2つが、資金繰りへの影響を決めます。
そして1社ずつではなく、3社程度に同時に当たること。打ち切りは、条件を見直す機会でもあります。前より良い条件が出ることは珍しくありません。
打ち切られた今が、条件を見直す機会かもしれません
相手の都合による打ち切りなら、他社では問題なく通ります。前より良い条件が出ることもあります。
よくある質問
一方的な契約解除は認められますか?
多くの契約は個別の売買ごとに完結する建て付けで、継続を義務づけていないため争いにくいのが通常です。
理由を教えてもらえません
自社の与信によるものか、相手側の事情かを尋ねてみてください。その区別だけでも次の手が変わります。
期限の利益喪失条項とは何ですか?
解除などの事由が生じたときに、未精算分の一括支払いを求められる根拠となる条項です。
留保金は戻りますか?
契約書の返還条項によります。解除で返還義務が消える条項がないか確認してください。
他社ではまた断られますか?
相手側の方針変更が理由なら、他社では問題なく通ることが多くあります。
何社に相談すべきですか?
3社程度に同時に相談してください。1社ずつでは時間切れになります。
まず何をすべきですか?
手元資金と入出金を日繰りで並べ、何日もつかを確定させてください。
ファクタリング以外の手はありますか?
支払サイトの交渉、公的融資、納税や社会保険料の猶予などがあります。
過去の入金遅延が理由と言われました
他社では影響しない場合があります。原因を説明できる状態にして再度当たってください。
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