7つの経路
| 経路 | 伝わる相手 | 防げるか |
|---|---|---|
| ① 3社間の通知・承諾 | 取引先 | 2社間を選べば防げる |
| ② 債権譲渡登記 | 登記を調べた第三者 | 登記なしの契約なら防げる |
| ③ 入金口座の変更依頼 | 取引先 | 2社間なら口座は変わらない |
| ④ 決算書の売上債権売却損 | 決算書を見る相手(金融機関など) | 防げない |
| ⑤ 通帳の入金元 | 通帳を見る相手(金融機関など) | 防げない |
| ⑥ 信用調査会社の調査 | 調査を依頼した相手 | 防げない |
| ⑦ 人づて(担当者・関係者) | 広範囲 | 情報管理次第 |
④〜⑥は取引先ではなく金融機関や調査会社に伝わる経路です。「取引先に知られたくない」という目的と、「誰にも知られたくない」は別の話になります。
取引先に絞るなら
取引先に知られないことだけが目的なら、防げるのは①〜③です。
- 2社間を選ぶ(通知・承諾が発生しない)
- 債権譲渡登記なしの契約を選ぶ、または取引先が登記を調べる習慣がないか確認する
- 入金口座は自社のまま。変更の依頼をしない
- 社内で情報を扱う人を限定する
登記について正確に誰でも見られる登記事項概要ファイルには、債務者(取引先)の名前は載りません。「自社が債権譲渡をしている」ことは分かっても、「どの取引先の債権か」は分かりません。
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防げないもの
④〜⑥は構造上防げません。ここを無理に隠そうとすると、別の問題が起きます。
| やってはいけないこと | 起きること |
|---|---|
| 手数料を別の科目に紛れ込ませる | 説明を求められたときに不自然になる |
| 2社間の回収金を売上に計上する | 売上の二重計上。粉飾と同じ姿になる |
| 金融機関に聞かれて否定する | 後から判明したときの影響が最も大きい |
金融機関に対しては隠すのではなく、説明できる状態にするのが正解です。
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知られてしまったら
- 事実として説明する「支払サイトの長い取引が増え、資金化を利用している」。隠すより具体的に言うほうが受け止められます。
- 正当な手段であることを伝える売掛債権の活用は、民法改正でも後押しされている資金調達手段です。
- 取引への影響を確認する与信の見直しがあるか、取引条件が変わるかを聞いておきます。
実際には、それだけで取引が止まることは多くありません。取引先が見ているのは、納期と品質が守られるかどうかです。
隠すコストと、手数料の差を比べてみませんか
2社間を選ぶ理由が「知られたくない」だけなら、比較する価値があります。
よくある質問
2社間なら絶対に知られませんか?
取引先には知られにくくなりますが、経路は1つではありません。
債権譲渡登記で取引先名は分かりますか?
誰でも見られる概要ファイルには債務者名は載りません。
防げない経路は何ですか?
決算書、通帳、信用調査会社の調査です。主に金融機関や調査会社に伝わります。
金融機関に隠せますか?
隠せません。説明できる状態にするほうが影響は小さくなります。
手数料を別の科目にしてよいですか?
説明を求められたときに不自然になります。専用科目で処理してください。
回収金を売上に計上してよいですか?
売上の二重計上になり、粉飾と同じ姿になります。
知られてしまったらどうしますか?
事実として説明し、正当な資金調達手段であることを伝えてください。
取引は止まりますか?
それだけで止まることは多くありません。納期と品質が守られるかが見られています。
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PROTOCOL Re Finance(運営:株式会社PROTOCOL)
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の契約・料率を保証するものではありません。手数料等の目安は一般に公表されている水準を参考にしており、実際の条件は売掛先の信用・債権額・支払いサイト等により変動します。本文中のモデルケース・試算は仕組みを説明するための例であり、特定の企業・取引を示すものではありません。



